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画材や美術モチーフなイラストも描くので見てね。
こんにちは、東京に出掛けたら、ついでに美術館とか寄りたい葉子です。
(画材などを、嫌でも大きい店舗で実物を見て選ばないとならん時がアナログ絵描きにはある。紙とか。)
美術館なら何でもいい訳でもなく。カッコいいorちょっと懐かしい感じの雰囲気がよい。(周辺が公園だったりするとなおよい。)
しかし、東京の美術館そんなによく知らないな?と思い立ち。知らん美術館へは確率的に「何かのついでにふらっと」は行けません。
というわけで、今日は画家の暮らしが垣間見える画材屋さんから、大きいレトロモダンな美術館まで、探しました。
目次

今日のいきなりまとめ
【ここだけ読めばOK。】
ファンタジーのような東京の名建築・美術館・画材屋、10のおすすめポイント
東京には、見ているだけで「ここは現実なの?」と思うような建物があります。
ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館(上野・世界文化遺産)、波打つガラスが美しい国立新美術館(六本木・黒川紀章設計)、アール・デコ様式の旧朝香宮邸を使った東京都庭園美術館(白金台)——これらは「建物そのものが美術品」と呼ばれる場所です。
注目スポットまとめ
- 🏛 国立西洋美術館(上野):ル・コルビュジエ設計。世界文化遺産。モネ・ルーベンスの常設展が見られる
- 🌊 国立新美術館(六本木):黒川紀章の最後の美術館作品。巨大な波型ガラスが圧巻
- 🌿 東京都庭園美術館(白金台):1933年建造の旧皇族邸。アール・デコ様式の重要文化財
- 🐱 文房堂(神保町):明治20年創業の老舗画材店。大正時代の建物。猫グッズとカフェも
- 📐 21_21 DESIGN SIGHT(六本木):安藤忠雄設計。コンクリートと緑が交わる異空間
画材屋なら、新宿の世界堂(昭和15年創業・文具を日本一安く)と、神保町の文房堂(明治20年創業・ギャラリー&カフェ付き)の両方が、建物の雰囲気からして面白い場所です。
画像がたくさん見られるリンク集&書籍10選
Webサイト・SNSアカウント(美しい画像20点以上閲覧できるページ)
① 建築とアートを巡る® — 東京の建築一覧
https://www.artarchi-japan.jp/architec-japan-tokyo
表参道・六本木・神楽坂など地区別に、隈研吾・安藤忠雄・丹下健三ら巨匠の作品を豊富な写真と解説で紹介する国内屈指の建築専門サイト。街歩きの下調べに最適。(運営:建築とアートを巡る® 編集部)
② Time Out Tokyo — 東京、美しい建築15選
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/things-to-do/most-beautiful-buildings-architecture-in-tokyo
国際メディア「Time Out」の東京版。高品質な建築写真とともに、上野から表参道まで15の名建築を紹介。英語圏の視点が新鮮。(運営:Time Out Group)
③ 国立新美術館 公式 Instagram @thenationalartcentertokyo
https://www.instagram.com/thenationalartcentertokyo/
フォロワー19万超。黒川紀章の波型ガラスファサードや展覧会の美しい写真が豊富。東京のファンタジー建築写真として国内外で多くシェアされている。
④ 東京都庭園美術館 公式 Instagram @teienartmuseum
https://www.instagram.com/teienartmuseum/
フォロワー11万超。旧朝香宮邸のアール・デコ様式の内装——タイル張りの玄関ホール、フランス製レリーフ扉など——の写真が見られる。建物そのものを鑑賞する感覚で眺められる公式アカウント。
⑤ 建築倉庫 ARCHI-DEPOT Instagram @archi_depot
https://www.instagram.com/archi_depot/
フォロワー3.9万。品川の倉庫型ミュージアムに800点超の建築模型を展示。精密な模型の写真がずらりと並ぶ、建築好きには夢のようなアカウント。
⑥ 文房堂 公式 Instagram @bumpodo
https://www.instagram.com/bumpodo/
明治20年創業の老舗画材店・文房堂の公式アカウント。大正時代の建物の外観、色とりどりの画材、季節の猫雑貨、ギャラリー展示の写真が流れてくる。見るだけで創作欲が湧く。
⑦ WHEN IN TOKYO — 東京のアート・デザイン・建築ガイド
https://whenin.tokyo/Tokyo-s-Best-Art-and-Design-Galleries-Museums
東京のアート・建築専門の英語ガイドサイト。根津美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHTなどを美しい写真とともに紹介。(運営:WHEN IN TOKYO 編集部)
⑧ GO TOKYO 公式 — 世界的に著名な建築家の作品
https://www.gotokyo.org/jp/story/guide/world-renowned-architects/index.html
東京観光財団による公式サイト。丹下健三・黒川紀章・安藤忠雄・隈研吾の代表建築を写真つきで一挙紹介。観光ルートの参考に。(運営:公益財団法人東京観光財団)
⑨ PAWSHIRE — An Artist Guide to Best Art Shops in Tokyo(英語)
https://www.pawshire.com/blog/best-art-shops-tokyo
絵描き目線で東京の画材店を紹介する英語ブログ。文房堂・月光荘・Pigmentなどを、雰囲気の写真とともにレポート。海外の画家からの目線が新鮮。(運営:PAWSHIRE)
⑩ Savvy Tokyo — Where To Find Art Supplies In Tokyo(英語)
https://savvytokyo.com/where-to-find-art-supplies-in-tokyo/
東京在住の外国人向けライフスタイル誌「Savvy Tokyo」による画材店ガイド。文房堂・世界堂・月光荘など主要店をまとめて紹介。写真も充実。(運営:Savvy Tokyo)
書籍10冊
- 『丹下健三と隈研吾 東京大会1964/2020の建築家』 隈研吾・豊川斎赫 著 / TOTO出版(2024)
2人の巨匠を写真家・石元泰博・瀧本幹也の写真で比較。国立代々木競技場から新国立競技場まで。 - 『隈研吾の建築』(Complete Works) 隈研吾 著 / TOTO出版
世界200作品以上を収録した決定版写真集。根津美術館・表参道作品など東京の建築も豊富。 - 『安藤忠雄の建築』 安藤忠雄 著 / TOTO出版
コンクリート打放しの美学。表参道ヒルズや21_21 DESIGN SIGHTなど東京作品を収録。 - 『前川國男——もうひとつの近代』 松隈洋 著 / TOTO出版
上野・東京文化会館などを手がけたモダニズムの先駆者。美しい建築写真が多数。 - 『日本の美術館建築』 五十嵐太郎 監修 / 新建築社
全国の美術館建築を網羅。設計思想から空間の魅力まで丁寧に解説。 - 『東京の近代建築を歩く』 読売新聞文化部 著 / 河出書房新社
上野・丸の内・表参道など街歩き目線で名建築を紹介。初心者にも読みやすい。 - 『美術館という装置——ル・コルビュジエから現代まで』 光田由里 著 / 現代企画室
美術館建築の思想的背景を深掘り。国立西洋美術館(上野)の論考も収録。 - 『アール・デコの時代』 高階秀爾 著 / 岩波新書
庭園美術館のもとになった1920〜30年代の装飾美術様式「アール・デコ」をわかりやすく解説。 - 『老舗画材屋と絵の具の歴史』 各種 / 美術出版社
文房堂・月光荘など明治〜昭和の老舗画材店の歴史と、日本の絵具文化の変遷をたどる一冊。 - 『世界の美しいアート文具の店』 エクスナレッジ
銀座・神保町など東京の名店を含む、世界の美しい文具・画材店を写真で紹介するビジュアルブック。
*独学のため記事内容は誤り・誤解を含む可能性をご了承ください。
*このページは漫画・小説制作のための取材・調べ物を元に構成しています。投稿に興味が湧いたら、ぜひ作品もチェック。
もっと!東京のファンタジー建築・美術館・画材屋の世界を知ろう
日本の建築家が世界でいちばん多くプリツカー賞を受けている
「プリツカー賞」は建築界のノーベル賞とも呼ばれる、世界最高の建築賞です。
興味深いことに、この賞の受賞者が最も多い国は日本で、これまでに9人が受賞しています。安藤忠雄、丹下健三、黒川紀章(国立新美術館)、妹島和世(すみだ北斎美術館)など、東京で見られる建築家の名前がずらりと並びます。
Lonely Planet(世界最大の旅行ガイドブック)も「日本の建築家はプリツカー賞の最多受賞国であり、21_21 DESIGN SIGHTの建物だけでも一見の価値がある」と書いています。東京の街が「ファンタジーのような場所」に見えるのは、世界トップクラスの建築家たちが作り上げてきた積み重ねのせいでもあるのかもしれません。
文房堂は「ハリー・ポッターとジブリが作った世界」と海外で評される
神保町の老舗画材店・文房堂(1887年創業)は、海外の絵描きの間でひそかに有名なスポットです。
ある海外の画家のブログには、文房堂についてこう書かれていました。「ハリー・ポッターとスタジオジブリが一緒に王国を作ったとしたら、猫が店主の、まさにこんな場所になるだろう」と。大正時代の重厚な外観、猫グッズであふれる1階、地下の版画・書道コーナー、屋根裏のようなカフェ……これらが合わさって、確かにちょっと異世界めいた空間になっています。
文房堂は日本で最初に油絵具を製造・販売した店でもあり、明治の文豪・中原中也や萩原朔太郎も愛用していたといいます。そんな歴史の重なりも、独特の雰囲気を生み出しているのでしょう。
東京の美術館建築を世界の目線で見ると
海外の旅行メディアが東京の美術館を紹介するとき、展示内容よりも「建物そのもの」に驚いていることが多いです。
たとえば「WHEN IN TOKYO」(東京のアート・建築専門英語サイト)は、根津美術館について「東京のど真ん中にいることを忘れさせる日本庭園と、隈研吾の洗練された建築が同居している」と紹介しています。また東京都庭園美術館については「ほとんど知られていないが、旧皇族の邸宅というだけあって、アール・デコの内装が圧巻」とのこと。
アール・デコとは1920〜30年代に流行した装飾美術の様式で、幾何学的な文様と豪華な素材の組み合わせが特徴です。庭園美術館の旧朝香宮邸は、フランスで建築を学んだ朝香宮鳩彦王が1933年に建てたもので、当時の最先端デザインがそのまま残されています。
「ファンタジー」に分類される東京の名所——海外のガイドブックより
Lonely Planetの「東京のおすすめ美術館」リストの中で、吉祥寺の三鷹の森ジブリ美術館について「建物そのものがジブリ映画のセットのように見える」と表現されていました。
蔦におおわれた外壁、屋上に立つラピュタのロボット兵、入場チケットが35mm本物フィルムの切れ端……といった仕掛けが、訪れた人を「現実ではない場所」へ連れて行くような体験を生むのでしょう。美術館も画材屋も、東京では「建物の中に入ること」がすでにひとつの旅になっている気がします。
有名建築巡りの楽しみは、絵を描くためのインプットとしても、そしておしゃれなスポットをゆっくり歩く一日としても、どちらとしても機能するところにあります。
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