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レトロキッチン、いいですよね。
ホウロウのお鍋やポット、白もいいけどカラフルな色もかわいい。
——ホウロウとは、金属にガラス質を焼き付けた昔ながらの素材で、昭和の台所の定番でした。
アンティーク特集のムックで針金カゴのような「野菜の水切り道具」を知ったり。振り回して水を切るそうな。
イラストにも描いたので探してみてね。

今日のいきなりまとめ
【ここだけ読めばOK。】
🏚 東京に残るレトロキッチンとファンタジー建築——昭和の台所と名建築の歩き方
レトロなキッチンをテーマに、東京の名建築と昭和の台所道具の世界をご紹介します。
📍 この記事でわかること
- 「ジブリの世界そっくり」と話題の江戸東京たてもの園(小金井市)では、大正時代の洋風キッチンや昭和の銭湯・商家を実際に歩いて見学できます。
- 東京都庭園美術館(港区白金台)は、1933年竣工のアール・デコ様式の旧朝香宮邸を美術館として公開。優美な食堂空間が必見です。
- 旧岩崎邸庭園(台東区)は、三菱財閥の迎賓館として建てられた明治の洋館。英国ジャコビアン様式の室内が一般公開されています。
- レトロキッチン雑貨は、大手サイトにはない一点物を扱う専門ショップ(高円寺・下北沢など)や昭和レトロ専門オンラインショップで出合えます。
ホウロウのお鍋(金属の表面にガラス質を焼き付けた耐熱容器)や、 懐かしい花柄のグラス——昭和のキッチン道具は今、インテリアとしても人気が再燃しています。
まるでおとぎ話の舞台のような東京の名建築と、 愛らしいレトロ台所道具の世界を、ぜひ一緒に探索してみてください。
📚 画像で見る!東京レトロ建築&キッチン雑貨——おすすめWebページ&書籍10選
① 江戸東京たてもの園(公式サイト)
https://www.tatemonoen.jp/
運営:東京都歴史文化財団
小金井公園内の野外博物館。江戸〜昭和中期の建物を30棟移築・復元。 大正時代の洋館キッチンや昭和の銭湯「子宝湯」など、 『千と千尋の神隠し』の公式モデルになった建物が並びます。 公式サイトでは各建物の写真を多数掲載。
② 東京都庭園美術館(公式サイト)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
運営:公益財団法人東京都歴史文化財団
旧朝香宮邸(1933年竣工)をそのまま美術館として公開。 フランス人デザイナーが手がけたアール・デコの大食堂・内装が圧巻。 展覧会ごとに高品質な写真を多数掲載しています。
③ 旧岩崎邸庭園(東京都公園協会)
https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-iwasaki-tei/index.html
運営:東京都公園協会
明治29年(1896年)竣工。三菱財閥・岩崎家の迎賓館として使われた洋館、和館、撞球室(ビリヤード場)が現存し、すべて国の重要文化財。 英国ジャコビアン様式の室内写真が公式ページで閲覧できます。
④ MALTO(高円寺 アンティーク&雑貨)
https://www.salhouse.com/
運営:MALTO(東京都杉並区高円寺)
イギリス・フランスから直輸入したアンティーク食器・キッチン雑貨を扱うショップ。 古民家を改装した2階建ての店舗は、まるでヨーロッパの雑貨屋のよう。 サイト上で商品写真を豊富に閲覧できます。大手ECにはない希少な一点物が中心。
⑤ ナンセンス下北沢(Instagram)
https://www.instagram.com/nonsense2001/
運営:ナンセンス(東京都世田谷区代沢)
アンティーク&ヴィンテージの古道具・食器・雑貨を扱う下北沢の名店。 Instagramでは、懐かしいお皿やガラス容器など レトロキッチンアイテムの美しい写真が次々と投稿されています。
⑥ 昭和レトロショップ すずらん堂(オンラインショップ)
https://suzurandou.ocnk.net/product-list/35
運営:すずらん堂
昭和レトロ雑貨・キッチングッズ・花柄の小物など昭和の台所用品を専門に扱うオンラインショップ。 懐かしのかき氷機や琺瑯オイルポットなど、昭和の「台所あるある」なアイテムが揃います。
⑦ RoomClip「レトロキッチン」タグ(SNS・インテリア写真投稿サイト)
https://roomclip.jp/tag/61770
運営:RoomClip株式会社
ユーザーが自分のレトロキッチンを投稿するインテリア写真サイト。 琺瑯鍋・タイル壁・古道具を取り入れた実例写真が大量に閲覧でき、 昭和のキッチンをつくるアイデアの宝庫です。
⑧ JUNK MIX(古道具オンラインショップ)
https://junkmix.shop-pro.jp/
運営:JUNK MIX
レトロ家電・キッチン雑貨・インテリア雑貨・古道具などを幅広く扱うオンラインショップ。 鍋やキャニスター、ガラス食器など一点物が多く、眺めているだけでも楽しい品揃えです。
⑨ ことりっぷ「東京レトロ建築10選」
https://co-trip.jp/article/596635
運営:ことりっぷ(昭文社)
ことりっぷアプリユーザーが投稿した写真の中から、歴史的建造物や ステンドグラスが印象的な教会など、街歩きしたくなる東京のレトロスポットを厳選。 美しい写真とともに10か所を紹介しています。
⑩ THE GATE「丸の内・銀座エリアのフォトジェニックな歴史的建築」
https://thegate12.com/jp/article/285
運営:THE GATE(インバウンド向け観光情報メディア)
KITTE(旧東京中央郵便局)の昔の局長室、ヨネイビルディング、三菱一号館、東京駅など、 写真映えする歴史的建築を詳しく紹介。 レトロなインテリアの写真も豊富です。
📖 書籍
①『江戸東京たてもの園 解説本』
出版:東京都江戸東京博物館(江戸東京たてもの園ミュージアムショップにて315円で購入可)
園内30棟の建造物の概要・構造・歴史を写真とともに解説。
キッチン・台所の展示についても詳しく記載されています。
②『東京の名建築を歩く』
出版:エクスナレッジ
明治〜昭和の名建築を写真とともに紹介する定番ガイドブック。
洋館・旧邸宅の室内写真も豊富で、レトロ建築めぐりのお供に最適です。
③『昭和レトロ大全』
出版:世界文化社
昭和の台所・台所道具・生活雑貨の写真と解説が充実。
レトロキッチンインテリアや道具の文化的背景を知るのに役立ちます。
*独学のため記事内容は誤り・誤解を含む可能性をご了承ください。
*このページは漫画・小説制作のための取材・調べ物を元に構成しています。投稿に興味が湧いたら、ぜひ作品もチェック。
もっと!東京のおしゃれなレトロ建築とキッチンの文化史を知ろう
🍲🍲🍲
「台所」はなぜファンタジーに見えるのか?
江戸東京たてもの園を歩いたことのある方なら、 あの「映画セットに迷い込んだような」感覚を覚えているはずです。
海外からの旅行者の間でも、この施設は高く評価されています。 英語圏の旅行ガイドでは「過去の暮らしに触れられる場所」として取り上げられることが多く、 特に台所や浴室など生活空間の展示が「日常の美しさへの気づき」を与えると評されています。
昔の台所道具は、使い込まれた質感や温かみのある色が、 現代の均一なキッチンとは違う「物語性」を持っています。 それが「ファンタジーのような」と感じさせる理由のひとつかもしれません。
ホウロウ(琺瑯)鍋の歴史と魅力
ホウロウ(琺瑯)とは、鉄やアルミなどの金属の表面に、 ガラス質の釉薬を焼き付けた素材のこと。 熱に強く、錆びにくく、においが移りにくい実用的な道具として、 19世紀のヨーロッパで普及しました。
日本では大正〜昭和初期に広まり、 白地に赤や青のラインが入ったポットや鍋は、昭和の台所の定番でした。 富士琺瑯の「サンフラワー」シリーズ(1970年代)のような、 花柄や明るい色使いのデザインも多く作られています。
海外では今も、フランス・ル・クルーゼやドイツ・ホウロウブランドが人気で、 「使うほどに味が出る」キッチン道具として根強いファンがいます。 アンティークのホウロウ鍋は、欧米のコレクターズマーケットでも 色やデザインごとに熱心に集められています。
アール・デコとキッチンデザイン
東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)が体現しているのが「アール・デコ」と呼ばれる様式です。 1920〜30年代のヨーロッパで流行した、幾何学模様・金属光沢・直線美を特徴とするデザインで、 建築からインテリア、食器にいたるまで幅広く影響を与えました。
欧米のキッチンデザイン史を振り返ると、 アール・デコ期(1920〜30年代)のキッチンは「進歩と豊かさへの憧れ」を体現していました。 タイル張りのバックスプラッシュ(調理台後ろの壁面)、 金や黒のアクセントカラー、幾何学的なガラス食器—— そのスタイルは今も「レトロおしゃれ」として人気を集めています。
東京都庭園美術館の大食堂を訪れると、 当時のフランス人デザイナーが描いたそのままの空間に触れることができます。
海外からも注目!東京の「昭和レトロ」はなぜ人気なのか
近年、東京の昭和レトロなスポットは海外からの旅行者にも人気です。 英語圏のメディアは「Showa nostalgia(昭和ノスタルジア)」という言葉で、 この文化的な懐古ブームを紹介しています。
その理由として挙げられるのが、「本物の生活の痕跡がある」こと。 均一化されたチェーン店や近代建築が世界に広がる中、 昭和の商店街や喫茶店、台所に残る「手作り感・人の気配」は どこにもない個性として映るようです。
海外の旅行ガイドでも、谷中銀座や蒲田の横丁、 江戸東京たてもの園などは「東京の隠れた本物」として紹介されることが増えています。
「水切りかご」にみる道具のデザイン史
昔のアンティークムックで見つけた「針金のカゴ型野菜水切り道具」。 取っ手が付いていて、片手で振り回して遠心力で水を切るというあの道具は、 19世紀のフランスで生まれた「サラダエスコレ(Salade Essorée)」の流れをくむ調理器具です。
欧米のアンティーク市では今も金属製・籐製のものが出回っており、 「ヴィンテージキッチンツール」として根強いコレクターがいます。 現代の「サラダスピナー」(野菜の水切り器)のご先祖様でもあります。
昔の台所道具には、こんなふうに「機能とデザインが一体化した知恵」が詰まっています。 それを探しながら建築や古道具屋を巡るのが、 「タイムスリップ建築探訪」の醍醐味かもしれません。
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